説明
『維新と興亜』第9号(令和3年10月28日発売)
★【座談会】『Hanada』『WiLL』『正論』 ネトウヨ保守雑誌の読者に問う!(山崎行太郎×金子宗德×本誌編集部)
★【特別対談】米中台のグローバリストに挟撃される日本(稲村公望×深田萌絵)
【新連載】天皇を戴く国 「天皇を戴く日本」を見抜いた三人のフランス人(西村眞悟)
アフガンの次は日本が見捨てられる?(ペマ・ギャルポ)
【巻頭言】岸田総理よ、「国民経済」の視点を取り戻せ(坪内隆彦)
【時論】眞子内親王殿下の御成婚が示す教訓(折本龍則)
【時論】グローバリストが農業を破壊する(小野耕資)
★【特集】渋沢栄一も学んだ、日本を救う思想・水戸学
何故、水戸学は「水戸学」と呼ばれるのか(山崎行太郎)
水戸学の「国体論」を継承した吉田松陰と真木和泉(折本龍則)
経済弱者に優しい水戸学─構造改革論は尊皇愛国思想に非ず(小野耕資)
等閑視されてきた橋本欣五郎の政治思想(林 雄毅)
歴史の舞台・福岡県公会堂─孫文を助けた玄洋社と宮崎滔天(浦辺 登)令和版「高次的高天原」を展開せよ(杉本延博)
林房雄先生の思い出(玉川博己)
神祇政策の混乱と神道人の覚醒(稲 貴夫)
「大家族連帯制度」を実行する、独自の素晴らしい「モデル都市」(川瀬善業)
「草とる民」の記⑤ みくに奉仕団と勤労奉仕(小野寺崇良)
人麻呂恋物語 下(玉川可奈子)
國體護持のための真正護憲論(新無効論)④(南出喜久治)
エビデンスは直接人を癒してはくれない(福山耕治)
田中角榮とロッキード事件②(田口 仁)
【蔵書紹介】「未完の尾張学」
【書評】江崎道朗『緒方竹虎と日本のインテリジェンス』
小川和夫 –
『正論』『Will』といった保守雑誌がアメリカに甘いのは、CIAの工作を受けているからなのか。その疑問に答えてくれるのが、座談会「ネトウヨ保守雑誌の読者に問う!」だ。この座談会では、GHQで勤務していたハバート・パッシンの誘導を受けていた石原萠記らが『自由』を創刊した事実を指摘し、「パッシンはコロンビア大学で社会学を講じていましたが、彼の教え子の一人が、ジャパン・ハンドラーと呼ばれるジェラルド・カーティスであり、その教え子が小泉進次郎氏です。アメリカによる言論工作は今なお続いていると考える方が自然です」と語っている。主体性を失った雑誌に保守を語る資格はあるのか、改めて考えさせられた。