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『崎門学と「保建大記」―皇政復古の源流思想』

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折本龍則著『崎門学と「保建大記」―皇政復古の源流思想』(令和元年、望楠書房)

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折本龍則著『崎門学と「保建大記」―皇政復古の源流思想』(令和元年、望楠書房)

崎門学(きもんがく)は、江戸時代前期の神道家・儒者である山崎闇斎が創始したが学問であり、明治維新の源流思想となった。『保建大記(ほうけんたいき)』は、栗山潜鋒の著であり、浅見絅斎の『靖献遺言(せいけんいげん)』と並ぶ崎門学の必読書である。
そこで本書は、第一部において、闇斎から絅斎、若林強斎へと受け継がれた崎門学の正統について述べ、『靖献遺言』についても詳細な解説を加えた。第二部では、『保建大記』の解説と現代語訳を試み、第三部では、崎門学の実践者である竹内式部、梅田雲浜、有馬新七という三人の人物の伝記を収めた。明治維新の本義を皇政復古に見出し、その源流思想となった崎門学を紹介する。

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