鈴木信行氏「現代の『玄洋社』を目指す」(『維新と興亜』第13号)


『維新と興亜』第13号に掲載した日本国民党代表・鈴木信行氏「現代の『玄洋社』を目指す」の一部を紹介いたします。

■選挙を通じた持続可能な「維新」運動を
── 日本国民党の強味を教えてください。
鈴木 私自身は「保守」を自任していません。「保守」の範囲があまりにも広すぎるのです。私は「維新者」、「民族主義者」です。保守革新で分けるとそれは、革新なのかもしれません。皇室や日本の歴史を守る意味では保守ですが、現在の政府に対しては、僕は維新しなければいけないと考えます。
 私は維新勢力であり続けたい。右翼と言われてもかまわない。玄洋社の頭山満は、日本のために政治的影響力を行使しました。今こそ、我々は「現代版玄洋社」として愛国者のネットワークを築いていきたいのです。
── 日本国民党は国政選より地方選に積極的です。鈴木 先日、NHK党の立花孝志氏ともお話ししましたが、NHK党はいま、小さい看板が集まり大同団結しようとしています。統一候補を推し上げない限り、保守派で国政を勝ち抜くことはできません。確実に選挙戦に勝っていかないと候補者や党員は疲弊します。
 以前の団体で、みんなが傷ついていくのを経験してきました。確実に勝てる地方選挙を選択して基盤を固めたい。当然、国政はまったくやらないわけではありません。ただ、国政への挑戦は私の代でなくてもいいと思っています。国政はやりたくてうずうずしていますが、それだけで、負ける選挙はやりたくない。無闇に党員を傷つけたくありません。
── 日本維新の会の評価を教えてください。
鈴木 維新の会に維新者はいません。かつて「維新」という言葉を使うと右翼と言われました。その言葉が違和感なく使えるようになったのは橋下徹氏の功績ですね。
 しかし、本来の維新の言葉から乖離してしまいました。維新の会は外国人参政権ひとつとっても賛同できないし、橋下知事時代にも外国人特区とか、中国の関係も怪しいと思ってるし、IR誘致もかれらの進めているのはパチンコ店に海沿いの土地を買わせて、公有地でやろうとしています。とても承認できるものではありません。

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