第1回「維新と興亜」塾 「渋沢栄一と水戸学① 「日本資本主義の父」という評価は妥当か」(主催:『維新と興亜』、講師:坪内隆彦、令和3年5月21日)動画
渋沢が日本の産業の育成に尽力したのは、「国家の発展」と「愛民の國體」のため。
『論語講義』に示された渋沢の國體論と水戸学國體論の酷似。
「是れ我が建国の大詔なり。支那は堯舜の禅譲に始まり、湯武の放伐之れに次ぎ、爾来八百年、或は五百年、或は三百年にして命を革む。万世一系の君を戴く我邦と同視すべからず。我邦の大君は国家の元首たると同時に、全国民の家長たり、国民は皆臣民たると同時に、家族たるの親みあり。人民皆宝祚の弥々隆んなることを願はざるはなし。……我邦歴世の聖主殊に明治天皇の大御心を拝察するに、実に殷湯以上に人民を深く哀憐し給ふ。……いみじくも拝し奉るは、我が朝列聖の民を称して御宝と仰せらるゝ一語にぞある」