日米同盟の即時破棄を主張する


晩年の平泉澄は、自民党が行う憲法改正に批判的であったという。自民党のやり方に従えば、今よりもずっと対米従属を深めるような憲法に改正されてしまうからに他ならない。

現状北朝鮮情勢が逼迫する中で、米国とさらに関係を深め、共に国防に努めるべしという考え方がある。一見、「現実的」な意見に映る。ただそれは、日米同盟下に於いて日本は外交・国防上の自主決定権をほとんど持っていないという「現実」に目を背けた議論である。現状の日米同盟体制では、日本側の協力が必要か否かはアメリカが決めるのであって、日本が決めるのではない。即ち日米同盟を破棄しない限り、日本の主体的な外交・国防上の政策はないということである。わたしが日米同盟即時破棄を訴える所以である。

過去記事を紹介するので併せてお目通しいただけたら幸いです。
◆まず日米同盟から改めよ~日米同盟の抜本見直しと憲法改正の順逆を問う~
◆良心を問え―自主防衛論―

「日米同盟の即時破棄を主張する」への2件のフィードバック

  1.  日本が外交・国防上の自主自立を回復するには実際日本は軍事力や軍事精神を持たないといけませんよね。
    正義無き力は圧制ですが、力無き正義もまた無力、という当たり前の事実をこのミサイル危機は教えてくれています。
    日米同盟即時破棄のみならず、核武装や徴兵制の復活も含めた議論の喚起も同時になされるべきではないでしょうか。

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