月刊日本十二月号に拙稿が掲載されました


『月刊日本』十二月号に拙稿「ふるさとを復活させよう②観光立国とインバウンド依存経済の限界」が掲載されました。ご覧いただければ幸いです。

今回は観光地化と、爆買いなどの訪日消費需要に依存する現代日本の状況に警鐘を鳴らしたつもりです。

余談ながら、「観光」とはれっきとした儒教用語です。易経の「観国之光利用賓于王」(国の光を観る。もって王に賓たるによろし)から来ており、「他の地域を見分し、広く人材を探し、国を輝かせる人材に出合いもてなす」という意味があるようです(易経は解釈が難しく、諸説ある)。いずれにしても観光の目的は素晴らしい人物に出会うもしくは他国を学び自分が素晴らしい人物になることが目的にあります。
いまのレジャー志向とはまったく別物なのです。

その地域の人と触れ合い、その地域の素晴らしいところを学ぶ「観光」が一般的となることを願います。

「月刊日本十二月号に拙稿が掲載されました」への2件のフィードバック

  1. 「地域の人と触れ合いその地域の素晴らしいところを学ぶ観光」というのも、抽象的で曖昧な表現ですねえ。
    要は「観光旅行」を留学など官民の人材交流などに限定して、その機会のない庶民、および天皇陛下や国家に貢献するという目的意識のない庶民は、レジャー志向の観光旅行など止めるべきという提言でしょうか?

  2. Nさん
    そういうことを書いているわけではありません。
    本文を読んでくださいと投げたいところですが簡単に言うと、一過性のイベントで人を集めてもふるさとの復活には繋がらないのではないかと論じています。

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