アマゾンに「もう一人の昭和維新 歌人将軍斎藤瀏の二・二六」についてレビューを投稿いたしました。
以下レビューの内容です。
歴史の新たな一面を開く
若くして佐佐木信綱の門を叩き、作歌活動をしながら、二・二六事件に参加した人物がいた。それが本書の主人公齋藤瀏である。
瀏は国家革新の志を持ちながらも、「非合法の活動はダメだ」と青年将校を戒める立場であった。それが決起への参加に転じたのはなぜか。
瀏にとって歌は日常であり、「歌人」などという特別な人間が作るものではなく、日本人誰もが心に流れるものであった。
齋藤瀏の生涯を追うことで歴史の新たな一面を開く著作である。