安倍内閣が特例法を推し進めるのは、典範改正が女性宮家や女系天皇の議論に繋がりかねないことを恐れているからだというが、それならば何故、安倍首相は、就任以来五年もの間、男系男子の皇統を護持するために手を打ってこなかったのか。国家の根幹である皇位継承の問題を先送りしておきながら、野党の女系論を理由に、その場しのぎの特例法で対処しようとするのは、忠誠なる態度とはいえない。しかも、「政府・与党内では、民進党が求めている女性宮家創設などの実現について、特例法案の付則などに議論の推進を盛り込むことで折り合う案も浮上している。」(今日読売)という。こんなことになったら最悪だ。首相は「経済最優先」というが、「御皇室最優先」にしろ。