政治家の心情倫理と責任倫理


稲田防衛相が靖国参拝したのは、首相以下我が国の大臣として当然の行動である。しかし、その当然のことすら首相以下の大臣たちが出来ないなかにあって、稲田大臣の参拝は称賛に値する。稲田大臣は我が国で数少ない愛国政治家であるが、同じく愛国政治家から変節した安倍首相の同調圧力に屈しかけている。政治家は常にマックス・ウェバーのいう「心情倫理」と「責任倫理」の狭間で葛藤しているが、大概政治家がいう「政治は結果責任」や「名を捨て実を取る」等の言葉は、自らの変節を正当化するための方便として使われる。稲田大臣には「責任倫理」を口実に「心情倫理」を捨て去るようなことはして欲しくない。

http://www.sankei.com/politics/news/161229/plt1612290013-n1.html

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