「売国保守」安倍首相の罪状1


第二次安倍内閣の発足から五年、未だに安倍首相を支持している方にお聞きしたい。結局、安倍首相は、我が国の為に何を残したのか。特に安倍首相は、保守政治家を自任し、全国の保守層の衆望を担って政権に返り咲いた経緯がある。その安倍首相が、保守的な信条に基づいた自らの政策を全然実行しないばかりか、従来の主張に逆行する様な政策を次々と行っているにもかかわらず、それでもまだ安倍首相を支持し続けている理由が何なのか教えて頂きたいのである。安倍首相以外に期待を託せる政治家がいないという意見もあるだろう。しかし、安倍首相がこれまでやったことは、「売国的」と非難された、あの民主党政権がしでかしたことに勝るとも劣らない位「売国的」であると言わざるを得ない。例えば、韓国との間での、いわゆる「慰安婦合意」についても、安倍首相は従来、戦前の我が軍によって売春を強要された「従軍慰安婦」など存在しないと断言し、保守派の喝采を浴びてきた。しかし、実際に政権に就いてやったことは、「従軍慰安婦」の存在を認め、韓国に対する謝罪と事実上の追加賠償である十億円の支払いを敢えてするという、かつての安倍首相があれ程口汚く罵った「河野・村上談話」を上塗りし、かの売国的な民主党政権でも成し得なかった暴挙であった。この「慰安婦合意」にもかかわらず、韓国側は釜山日本領事館前の慰安婦像を撤去しないどころか、今度は朝鮮人徴用工の問題を持ち出して、新たな謝罪と賠償を求め始めている。しかし、こうなる事など、初めから分かっていたではないか。慰安婦問題にしても、既に1965年の日韓基本条約において、韓国は戦後賠償における対日請求権を放棄し、両国の歴史問題は解決済であったにもかかわらず、韓国はその後も慰安婦問題を掘り返してきたのであるから、仮に「慰安婦合意」で、我が国がもう一度謝罪と賠償をしたところで、韓国が合意を破り、再び歴史問題を掘り返すことなど火を見るよりも明らかであった。それでも安倍首相は、必要のない「慰安婦合意」を敢えてした結果、かえって韓国側を勢い付かせ、今日の事態を招いたのである。「韓国けしからん」と思うのは当然であるが、それ以前に、こうなると分かっていながら、韓国に我が国の「侵略責任」を認め、屈辱的な謝罪と賠償を敢えてした安倍首相こそ断罪されて然るべきである。

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