ネオコンによる二大政党制を阻止せよ。


   民進党の解党、希望の党への合流は、民進党内に巣食う菅直人辻元清美白眞勲などの売国リベラルの息の根を止める格好のチャンスだ。その意味で、前原氏の決断には拍手を送りたい。しかし、小池氏は、細川日本新党と小泉自民党内閣で頭角を現した人物であるから、その思想的傾向は、リベラルではないとしても、親米派保守、ネオコンの範疇を出でず、安倍内閣新自由主義路線とそう大差はないと思われる。事実、小池氏は積極的な移民受け入れ派との評判も耳にする。ネオコンという点で、前原氏や細野氏等、民進党内の親米保守派と気脈を通じたことが、今回の政界再編の要因をなしていると思われるが、そうして生み出される小池新党は所詮、自民党の補完勢力に過ぎず、戦後政治の基本的構図を変えることはない。したがって、今後、総選挙の結果によっては、自民党希望の党による二大政党制が成立する可能性があるが、上述した様に、両党の理念、基本路線は似通っており、我が国の政党政治親米派一辺倒、事実上の親米独裁に陥り、従来の対米従属に一層の拍車がかかる可能性がある。まさに「前門の虎と後門の狼」ではないが、民進党の親中親北派を駆逐した先に、アメリカの手先共が大政を壟断する様な事態は本末転倒であり、絶対に阻止せねばならない。いま我が国に求められているのは、親中でも親米でもない、真の日本派による独立政党である。

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