敗戦から真の終戦へ


本日八月十五日は、終戦ならぬ敗戦の日である。靖国の英霊に衷心より哀悼の誠を捧げます。改めて終戦詔書を拝し、我が国は連合国に対して、決して無条件降伏したのではないという事だけははっきりさせておきたい。それはあくまで国体を護持しうるという条件の下で受け入れられた有条件降伏であり、だからこそ、「敗戦」ではなく「終戦」なのである。しかるに戦後我が国はアメリカによって酷い仕打ちを受けた。象徴天皇主権在民政教分離戦争放棄、侵略史観、それらはことごとく国体の尊厳を冒涜し、否定し去るものであった。かくして我が国は、名実共に敗戦国となったのである。敗戦から七十三年が経った。三十年にわたった平成の御代の内に、敗戦の屈辱を拭い去ることが出来なかったことは、陛下に対し奉り、臣下として誠に申し訳ない事である。来年始まる新たな御代では、必ずや国体を顕現し、敗戦から真の終戦を迎える、本日はその誓いの日としたい。

コメントを残す