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映画『輪違屋糸里~京女たちの幕末~』

●新選組の男たちの姿を、女性の視点で描いた愛の物語
 平成30年12月15日、映画『輪違屋糸里~京女たちの幕末~』が遂に封切られた。同日午前、有楽町スバル座の初日舞台挨拶がスタート。
 幕末の京都。激動の時代、新選組の男たちの姿を、女性の視点で描いた愛の物語。映画原作は『壬生義士伝』に続く浅田次郎さんの新選組第二弾『輪違屋糸里』。京の色街に生きる3人の女性。島原輪違屋天神・糸里、桔梗屋天神・吉栄、そしてお梅。糸里は土方歳三に想いを寄せ、吉栄は平山五郎との愛に翻弄される。お梅は芹澤鴨の愛人。
 「百姓」と「武士」という超え難い壁。近藤勇と芹澤鴨の対立。武士ではない者が武士となるために踏まねばならない踏絵。芹澤暗殺事件の陰で交錯する、花街の「美」と儚い夢の「哀」が描かれている。
 大勢の報道陣が待ち構える中、藤野涼子さん、溝端淳平さん、佐藤隆太さん、塚本高史さん、そして「鬼平犯科帳」シリーズなどの演出を手掛けてきた加島幹也監督が登壇。 続きを読む 映画『輪違屋糸里~京女たちの幕末~』