弊会と大アジア研究会の合同機関紙『維新と興亜』第二号を発行しました。
ラインナップは以下の通りです。
【巻頭言】グローバリズム幻想を打破し、興亜の道を目指せ(小野耕資)
歴史から消された久留米藩難事件(浦辺登)
尊皇思想と自由民権運動─愛国交親社の盛衰②(坪内隆彦)
金子彌平―興亜の先駆者④ (金子宗德)
新しい国家主義の運動を起こそう!②―津久井龍雄の権藤成卿批判(折本龍則)
江藤淳と石原慎太郎②(小野耕資)
金子智一―インドネシア独立に情熱を捧げた男(仲原和孝)
重光葵と「大東亜新政策」の理念―確立すべき日本の国是を問う(野尻誠斗)
田中角榮の戦争体験(田口仁)
『忠孝類説』を読む(庄宏樹)
若林強斎先生『絅斎先生を祭る文』(折本龍則)
菅原兵治先生『農士道』を読む⑤(三浦夏南)
首里城の夢の跡(山本直人)
書評 拳骨 拓史『乃木希典 武士道を体現した明治の英雄』
書評 浦辺 登『勝海舟から始まる近代日本』
表紙の写真─片岡駿の生涯と思想(小野耕資)
活動報告・行事予定
尊皇討幕のバイブル、『靖献遺言』を読む会
『靖献遺言』は、山崎闇斎先生の高弟である浅見絅斎先生(一六五二年~一七一二年)の主著ともいうべき作品であり、崎門学の必読書です。本書は、貞享四(一六八七)年、絅斎先生が三十五歳の時に上梓し、君臣の大義を貫いて国家に身を殉じた屈平、諸葛亮、陶潜、顔真卿、文天祥、謝枋得、劉因、方孝孺等、八人の忠臣義士の略伝と遺言を編纂しております。絅斎先生は、本書に登場する八人の忠臣義士に仮託して君臣内外の名分を正し、尊皇の大義を説きましたが、こうした性格を持つ本書は、その後、王政復古を目指す尊皇討幕運動のバイブルとして志士たちの間で愛読されました。なかでも、橋本左内などは、常時この『靖献遺言』を懐中に忍ばせていたと言われ、尊攘派志士の領袖として討幕の端を開いた梅田雲浜は、交際のあった吉田松陰から「『靖献遺言』で固めた男」とも評されました。かく評した松陰自身も野山獄でこの書を読み感銘を受けています。
これまで『靖献遺言』を読む上で最良のテキストは、近藤啓吾先生の『靖献遺言講義』(国書刊行会)を措いて他にありませんでしたが、同書は絶版の上に高価であり入手が困難でした。しかし、皇學館大学の松本丘先生の再編集によって講談社学術文庫から同書が再刊されたことで、読者の広汎な拡大が期待されています。特に昨年は崎門学の学祖、山崎闇斎先生の生誕四百年を迎え、崎門学の必読文献である『靖献遺言』への注目もが高まっています。
そこで弊会では、月例の勉強会として、以下の要領で『靖献遺言』を読む会を開催し、崎門学への理解を深めると共に、絅斎先生が本書に仮託した尊皇斥覇の現代的意味について考えたいと思います。つきましては、多くのご参加をお待ち申し上げております。
記
日時 令和二年二月十五日(土曜日)午後三時開始五時半終了
会場 ギークオフィス高田馬場
テキスト 『靖献遺言』(講談社学術文庫)。各自ご持参下さい。
連絡先 折本龍則(orimoto1@gmail.com、09018471627)
各位
(崎門学研究会)
尊皇討幕のバイブル、『靖献遺言』を読む会
『靖献遺言』は、山崎闇斎先生の高弟である浅見絅斎先生(一六五二年~一七一二年)の主著ともいうべき作品であり、崎門学の必読書です。本書は、貞享四(一六八七)年、絅斎先生が三十五歳の時に上梓し、君臣の大義を貫いて国家に身を殉じた屈平、諸葛亮、陶潜、顔真卿、文天祥、謝枋得、劉因、方孝孺等、八人の忠臣義士の略伝と遺言を編纂しております。絅斎先生は、本書に登場する八人の忠臣義士に仮託して君臣内外の名分を正し、尊皇の大義を説きましたが、こうした性格を持つ本書は、その後、王政復古を目指す尊皇討幕運動のバイブルとして志士たちの間で愛読されました。なかでも、橋本左内などは、常時この『靖献遺言』を懐中に忍ばせていたと言われ、尊攘派志士の領袖として討幕の端を開いた梅田雲浜は、交際のあった吉田松陰から「『靖献遺言』で固めた男」とも評されました。かく評した松陰自身も野山獄でこの書を読み感銘を受けています。
これまで『靖献遺言』を読む上で最良のテキストは、近藤啓吾先生の『靖献遺言講義』(国書刊行会)を措いて他にありませんでしたが、同書は絶版の上に高価であり入手が困難でした。しかし、このたび皇學館大学の松本丘先生の再編集によって講談社学術文庫から同書が再刊されたことで、読者の広汎な拡大が期待されます。特に昨年は崎門学の学祖、山崎闇斎先生の生誕四百年を迎え、崎門学の必読文献である『靖献遺言』への注目もが高まっています。
そこで弊会では、月例の勉強会として、以下の要領で『靖献遺言』を読む会を開催し、崎門学への理解を深めると共に、絅斎先生が本書に仮託した尊皇斥覇の現代的意味について考えたいと思います。つきましては、多くのご参加をお待ち申し上げております。
記
日時 令和二年一月十九日(日曜日)
第一部 上野国立博物館「出雲と大和」企画展参観
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1971
十一時上野駅集合
第二部 勉強会
会場 コモンズ飯田橋神楽坂会議室
https://www.spacee.jp/pre_bookings/share/9b2eb254a33244ec8e2d1c2b2a6055e7
テキスト 『靖献遺言』(講談社学術文庫)。各自ご持参下さい。
連絡先 折本龍則(orimoto1@gmail.com、09018471627)
各位
(崎門学研究会)
崎門学研究会と大アジア研究会の合同機関紙である『維新と興亜』創刊号を発行しました。ぜひご高覧下さい。ラインナップは以下の通りです。
◆維新と興亜 創刊号(令和元年十二月)
目次
創刊の辞
【巻頭言】同胞と呼べる国家へ
新選組の篠原泰之進について 浦辺 登
尊皇思想と自由民権運動─愛国交親社の盛衰 坪内 隆彦
金子彌平―興亜の先駆者③ 金子 宗德
いまこそ新しい国家主義の運動を起こそう!①―津久井龍雄の『国家主義運動史論』折本 龍則
江藤淳と石原慎太郎① 小野 耕資
蒲生君平の対外危機意識とその評価 小野寺 崇良
興亜の前提にある日本維新 仲原 和孝
戦後体制の生贄 沖縄を問う 野尻 誠斗
田中角榮と中国―日中共同声明と台湾問題 田口 仁
菅原兵治先生『農士道』を読む④ 三浦 夏南
令和の御代替りを拝して 山本 直人
乃木希典大将と崎門学 折本 龍則
書評 田中秀雄『石原莞爾と小澤開作』
表紙の写真
尊皇討幕のバイブル、『靖献遺言』を読む会
『靖献遺言』は、山崎闇斎先生の高弟である浅見絅斎先生(一六五二年~一七一二年)の主著ともいうべき作品であり、崎門学の必読書です。本書は、貞享四(一六八七)年、絅斎先生が三十五歳の時に上梓し、君臣の大義を貫いて国家に身を殉じた屈平、諸葛亮、陶潜、顔真卿、文天祥、謝枋得、劉因、方孝孺等、八人の忠臣義士の略伝と遺言を編纂しております。絅斎先生は、本書に登場する八人の忠臣義士に仮託して君臣内外の名分を正し、尊皇の大義を説きましたが、こうした性格を持つ本書は、その後、王政復古を目指す尊皇討幕運動のバイブルとして志士たちの間で愛読されました。なかでも、橋本左内などは、常時この『靖献遺言』を懐中に忍ばせていたと言われ、尊攘派志士の領袖として討幕の端を開いた梅田雲浜は、交際のあった吉田松陰から「『靖献遺言』で固めた男」とも評されました。かく評した松陰自身も野山獄でこの書を読み感銘を受けています。
これまで『靖献遺言』を読む上で最良のテキストは、近藤啓吾先生の『靖献遺言講義』(国書刊行会)を措いて他にありませんでしたが、同書は絶版の上に高価であり入手が困難でした。しかし、このたび皇學館大学の松本丘先生の再編集によって講談社学術文庫から同書が再刊されたことで、読者の広汎な拡大が期待されます。特に今年は崎門学の学祖、山崎闇斎先生の生誕四百年でもあり、崎門学の必読文献である『靖献遺言』への注目もまた一層高まることでしょう。
そこで弊会では、月例の勉強会として、以下の要領で『靖献遺言』を読む会を開催し、崎門学への理解を深めると共に、絅斎先生が本書に仮託した尊皇斥覇の現代的意味について考えたいと思います。つきましては、多くのご参加をお待ち申し上げております。
なお、今回は第一部で、現在、國學院博物館で開催中の企画展「大嘗祭」を拝観し、第二部で勉強会、第三部で大アジア研究会との合同納会を開催します。多くのご参加をお待ち申し上げております。
記
令和元年12月22日(日曜)
第一部 企画展「大嘗祭」拝観
午後一時から午後二時半(現地集合)
第二部 勉強会『靖献遺言』を読む会
午後三時から午後五時半
会場 飯田橋貸し会議室
テキスト 『靖献遺言』(講談社学術文庫)。各自ご持参下さい。
第三部 大アジア研究会との合同納会
午後六時開始
会場 未定
連絡先 折本龍則(orimoto1@gmail.com、09018471627)
尊皇討幕のバイブル、『靖献遺言』を読む会
『靖献遺言』は、山崎闇斎先生の高弟である浅見絅斎先生(一六五二年~一七一二年)の主著ともいうべき作品であり、崎門学の必読書です。本書は、貞享四(一六八七)年、絅斎先生が三十五歳の時に上梓し、君臣の大義を貫いて国家に身を殉じた屈平、諸葛亮、陶潜、顔真卿、文天祥、謝枋得、劉因、方孝孺等、八人の忠臣義士の略伝と遺言を編纂しております。絅斎先生は、本書に登場する八人の忠臣義士に仮託して君臣内外の名分を正し、尊皇の大義を説きましたが、こうした性格を持つ本書は、その後、王政復古を目指す尊皇討幕運動のバイブルとして志士たちの間で愛読されました。なかでも、橋本左内などは、常時この『靖献遺言』を懐中に忍ばせていたと言われ、尊攘派志士の領袖として討幕の端を開いた梅田雲浜は、交際のあった吉田松陰から「『靖献遺言』で固めた男」とも評されました。かく評した松陰自身も野山獄でこの書を読み感銘を受けています。
これまで『靖献遺言』を読む上で最良のテキストは、近藤啓吾先生の『靖献遺言講義』(国書刊行会)を措いて他にありませんでしたが、同書は絶版の上に高価であり入手が困難でした。しかし、このたび皇學館大学の松本丘先生の再編集によって講談社学術文庫から同書が再刊されたことで、読者の広汎な拡大が期待されます。特に今年は崎門学の学祖、山崎闇斎先生の生誕四百年でもあり、崎門学の必読文献である『靖献遺言』への注目もまた一層高まることでしょう。
そこで弊会では、月例の勉強会として、以下の要領で『靖献遺言』を読む会を開催し、崎門学への理解を深めると共に、絅斎先生が本書に仮託した尊皇斥覇の現代的意味について考えたいと思います。つきましては、多くのご参加をお待ち申し上げております。
なお、今回は通常と異なり平日開催ですのでご注意ください。
記
日時 令和元年十月十五日(火曜日)午後六時四十分開始、八時半終了
会場 コモンズ飯田橋神楽坂会議室2
https://www.spacee.jp/pre_bookings/share/a0e07a0a4be14ed79031ee0b39dda091
テキスト 『靖献遺言』(講談社学術文庫)。各自ご持参下さい。
連絡先 折本龍則(orimoto1@gmail.com、09018471627)
各位
(崎門学研究会)
『崎門学報』第十五号を発行致しました。ご高覧下さい。
今号のラインナップは以下の通りです。
一面 拙著刊行と本誌休刊の辞(折本龍則)
二面 「王命に依って催されること」ー尾張藩の尊皇思想・下(坪内隆彦)
四面 活動報告
八面 顔真卿と日本の書道史(山本直人)
九面 楠木正成と観心寺(山本直人)
十面 社倉論①(小野耕資)
十一面 『若林強斎先生大学講義』を拝読して⑥(三浦夏南)
崎門学研究会特別講座のご案内
崎門学研究会では山崎闇斎の高弟浅見絅斎の『靖献遺言』の輪読を進めておりますが、来る9月1日、国体思想の名著『中朝事実』を著した山鹿素行の思想を学ぶため、作家の拳骨拓史先生をお招きし、下記の通り特別講座を開催いたします。多くの御参加をお待ち申し上げております。
記
日時 令和元年9月1日(日)13時開演 15時45分終了
場所 乃木神社(東京都港区赤坂8丁目11番27号 千代田線乃木坂駅1番出口)
講師 拳骨拓史先生(作家)
演題 乃木大将と山鹿流~維新の原動力となる思想への影響を含めて~
連絡先 折本龍則(orimoto1@gmail.com、090-1847-1627)
このたび、拙著『崎門学と『保建大記』―皇政復古の源流思想』(崎門学研究会)を刊行いたしました。これまでの崎門学研究の成果です。明治維新の源流思想となった崎門学とその重要文献である『保建大記』、崎門学の人物伝について書きました。一般の書店には並びませんがamazonで購入が可能ですので、ご興味がおありの方は是非ともご一読下さい。折本龍則
尊皇討幕のバイブル、『靖献遺言』を読む会
『靖献遺言』は、山崎闇斎先生の高弟である浅見絅斎先生(一六五二年~一七一二年)の主著ともいうべき作品であり、崎門学の必読書です。本書は、貞享四(一六八七)年、絅斎先生が三十五歳の時に上梓し、君臣の大義を貫いて国家に身を殉じた屈平、諸葛亮、陶潜、顔真卿、文天祥、謝枋得、劉因、方孝孺等、八人の忠臣義士の略伝と遺言を編纂しております。絅斎先生は、本書に登場する八人の忠臣義士に仮託して君臣内外の名分を正し、尊皇の大義を説きましたが、こうした性格を持つ本書は、その後、王政復古を目指す尊皇討幕運動のバイブルとして志士たちの間で愛読されました。なかでも、橋本左内などは、常時この『靖献遺言』を懐中に忍ばせていたと言われ、尊攘派志士の領袖として討幕の端を開いた梅田雲浜は、交際のあった吉田松陰から「『靖献遺言』で固めた男」とも評されました。かく評した松陰自身も野山獄でこの書を読み感銘を受けています。
これまで『靖献遺言』を読む上で最良のテキストは、近藤啓吾先生の『靖献遺言講義』(国書刊行会)を措いて他にありませんでしたが、同書は絶版の上に高価であり入手が困難でした。しかし、このたび皇學館大学の松本丘先生の再編集によって講談社学術文庫から同書が再刊されたことで、読者の広汎な拡大が期待されます。特に今年は崎門学の学祖、山崎闇斎先生の生誕四百年でもあり、崎門学の必読文献である『靖献遺言』への注目もまた一層高まることでしょう。
そこで弊会では、月例の勉強会として、以下の要領で『靖献遺言』を読む会を開催し、崎門学への理解を深めると共に、絅斎先生が本書に仮託した尊皇斥覇の現代的意味について考えたいと思います。つきましては、多くのご参加をお待ち申し上げております。
なお、今回は現在上野国立博物館で開催中の特別展「三国志」を鑑賞した後、近くの会議室に場所を移して開催致します。勿論読書会のみの参加も結構です。当日の詳細は以下の通りです。多くの御参加をお待ち申し上げております。
記
日時 令和元年八月四日(日曜日)
第一部 特別展「三国志」(https://ganshinkei.jp/https://sangokushi2019.exhibit.jp/)鑑賞(午前十一時半から午後一時頃まで)
ご参加の方は、午前十一時JR上野駅上野公園口前集合
第二部 『靖献遺言』を読む会(午後二時から午後五時)
会場 東京都台東区上野7-3-9 アルベルゴ上野420(https://www.spacee.jp/pre_bookings/share/2d0e5b72-50fa-4fb8-b7d4-ab5dbc8ef582)
テキスト 『靖献遺言』(講談社学術文庫)。各自ご持参下さい。
連絡先 折本龍則(orimoto1@gmail.com、09018471627)
各位
(崎門学研究会)
道義国家日本を再建する言論誌(崎門学研究会・大アジア研究会合同編集)